介護医療院トワイエ尼崎

Cross Talk | 04

介護医療院における介護士の役割

介護医療院 トワイエ尼崎
介護副主任

平山 絵里加

介護に興味を持つようになったきっかけは、栄養士学校に通っていた時に経験した祖母の介護でした。介護の知識や技術があれば自分も役に立てるのではと思いました。
卒業後は、介護と栄養の両方に関われる職場に就職。両方の経験を積む一方で、利用者様と接する時間にやりがいを感じていきました。その後別施設にて、介護士としても管理栄養士としても更に経験を積みます。その中で大きな転機となったのが管理栄養士として働いていた時の「ミールラウンド」の経験です。厨房に入らないといけないので、現場には行くが衛生管理の都合上、利用者様と接することができないという制限がありました。「もっと近くで利用者様に関わりたい」という気持ちが強くなり、次第に栄養士業務よりも介護の現場に魅力を感じるようになります。
その後、介護医療院の立ち上げメンバーとして、半年早く中央会での勤務を開始。現在は副主任として、持ち前の明るさと行動力で現場を支えています。専門知識と現場経験を併せ持ち、利用者様やスタッフからも厚い信頼を寄せられている存在です。

介護医療院 トワイエ尼崎
介護副主任

松本 敦己

一番下の子が小学生になり、そろそろしっかり働こうと思っていた時に出会ったのが、尼崎中央病院でした。
最初はローランドのデイサービスにパートとして勤務し、家庭と両立しながら介護の現場に触れる日々。やがて3年が経ち、介護福祉士の資格を取得。10年間のデイサービス勤務を経て、正職員として入所フロアで5年間、利用者様とじっくり向き合ってきました。
はじめは「子育てがひと段落したから働こう」という気持ちからのスタートでしたが、利用者様との関わりを通じて、介護の仕事の奥深さややりがいを知り、本気度がアップ。介護医療院の立ち上げに際しては、事務長から声をかけられ、新たな挑戦として参加。
多くの経験を活かしながら、現在も現場の中心メンバーまた副主任として活躍しています。

介護士の役割について

  • 平山

    利用者様と最も多く関わる職種であるので、看護師や医師よりも早く、利用者様のちょっとした変化に気づける場面が多いのではないかと思います。
    日々の小さな表情の変化や体調の違和感などにいち早く気づくことができるのは、介護士ならではの視点だと思います。

  • 松本

    そうした「気づき」を明確にし、職種を超えてしっかり共有することは、介護士にとって重要な役割の一つだと考えています。情報を曖昧にせず、正確に伝えることが、チーム全体のケアの質を高めることにつながります。
    加えて、利用者様へのアプローチの仕方や関わり方を工夫することも大切だと思います。声のかけ方や接し方を少し変えるだけでも、利用者様の反応が大きく変わることがあります。

  • 平山

    先ほどの情報共有については、申し送りのような正式な場はもちろん重要ですが、日常のちょっとした声かけや雑談の中でも、有益な情報が得られることは多いと感じています。

  • 松本

    私もそう思います。そういった非公式なコミュニケーションの中で、利用者様に関する重要なヒントが得られることもありますし、職場全体の雰囲気を良くする効果があると感じています。
    日常的な会話の中にこそ、チームケアをより良くするためのヒントが隠れていることも多いです。
    介護士は、「気づき」「共有」「対応」を日々繰り返す中で、利用者様に寄り添いながら専門性を発揮していく職種だと考えています。

今後、介護医療院をどのような場所にしていきたいですか?

  • 平山

    利用者様にとっても職員にとっても、1日に一度は笑顔になれるような、温かい場所でありたいと考えています。言葉や動作での表現が難しい方でも、必ず何らかの反応を示してくださいます。その小さなサインを見逃さず、丁寧に対応していきたいです。

  • 松本

    たとえば、普段あまり反応のない方でも、演歌を流すと鼻歌を口ずさまれることがありますよね。そうした反応から、その方に合った関わり方を見つけることができますし、チーム内での共有も大切だと感じています。

  • 平山

    レクリエーションについては、おやつ作りや貼り絵のような活動もしていきたいです。
    調理の際、普段はあまり動かれない方が、元々主婦だった方などが、手際よく作業される姿には驚かされます。そういった時間を通じて、利用者様の表情が生き生きとし、自信や張りが生まれてくるのを実感します。これからも、利用者様一人ひとりがその方らしい時間を過ごせるよう、環境づくりに努めてまいります。

これから介護士を目指す方へ伝えたいこと

  • 松本

    介護の現場には、認知症の方を含め、本当にさまざまな利用者様がおられます。見た目や反応だけではわからない、その方それぞれの人生の背景が必ずあります。ですから、「こう声をかければうまくいく」といった明確な正解はありません。
    最も大切なのは、相手をよく見て、丁寧に関係を築こうとする姿勢です。時には失敗に思える関わりもあるかもしれませんが、それがきっかけとなって信頼につながることもあります。すぐに結果を求めず、積み重ねていくことが大事です。

  • 平山

    その通りです。更に同じ方でも日によって体調や気分が違います。その時々の変化を受けとめ、その場に合わせた関わり方が求められます。いわゆる「空気を読む力」も介護には必要だと感じますね。
    そして、利用者様やご家族としっかり信頼関係が築けたとき、本当に大きな喜びがあります。その喜びこそが、私たちが介護の仕事を続けていくうえでの力になっていると実感します。

  • 松本

    本当にその通りです。これからこの仕事を目指す皆さんにも、ぜひその喜びややりがいを味わってもらえたら嬉しいですね。